人工芝うんちく

人工芝と発ガン性物質・健康被害の真剣な話

非常に残念な話になるのですが、
人工芝というのはあまりニュースにはなりません。

大半の食品もそうですが、当然に浸透しているため、
ニュースになるのはもっぱら悪い話ばかりです。

「人工芝 ニュース」などで検索すると、
おそらく話題に上がってくるのは発ガン性物質の話ばかりです。

これは、

「米国でサッカー選手(特にゴールキーパー)が
次々とガンになる事件があり、それを調査したところ、
人工芝に使われているゴムチップに
発ガン性物質が含まれていた」

という内容になります。


ここで注意していただきたいのですが、

「人工芝」そのものが問題なのではなく、

その中で使われている

「ゴムチップ」に問題があったということです。

この人工芝というのは、
「ロングパイル人工芝」と呼ばれる種類の人工芝で、
その名前が示すとおりパイル(芝草)が長い人口芝です。

こういった人工芝はクッション性があり、
また耐久性があるためにスポーツ用の人口芝として
採用される機会が多いのですが、

長い芝草を立たせるために
「充填剤」と言われる砂とゴムチップを入れています。

発ガン性物質を含むロングパイル人工芝

こういった人工芝は国内メーカーにもいくつか見られます。

多くの国内メーカーでは、米国で問題になったような

「古タイヤのゴムチップを利用していないので安全です」

と言っており、事実そうなのですが、

ゴムチップは、古くなると微小になって空中に飛散するため、
人工芝の上にいれば、知らず知らずのうちに
それを吸い込むことになります。

ゴムチップを利用する以上、ガンは生じないとしても、
健康に害が無いとは言い切れません。

実際、米国では呼吸器疾患も多く出ているそうです。

ゴールキーパーにトラブルを起こした人が多いのは、
フィールドプレイヤーに比べ、
グラウンドに顔が近づく機会が多いからで、

同様に考えるなら、このような人口芝であれば、
子供やペットはリスクが高いことになります。



当店のエクスターフは、充填剤(ゴムチップ)を使用せず、
カールした茶色のパイルを織り込んで芝葉を立たせ、
クッション性を持たせることに成功しています。

危険なゴムチップを使わないエクスターフ

ですから、問題になる発ガン性物質はもちろん、
肺にゴムチップが入り込む危険性もなく、
安心してお使いいただけます。

「安全性の高さ」もプロとしてエクスターフをおすすめしたい理由のひとつなのです。




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